【ベアボウ】【ルール対策のためのサービスを開始】
みなさんお世話になっております。
代表の米田です。
さて本日はまじめなブログと情報発信をしようと思います。
読む時間がない方へ向けて
結果的に通常販売の弦ではベアボウでは使えないので、巻き直しサービスを始めましたということです。
【ベアボウのストリングサービングに関してのルール】
みなさんは下記のルールをご存知でしょうか?
ーーー全日本アーチェリー連盟 競技規則 2022−2023年版引用ーーー
競技規則204条(ベアボウ部門の用具の通則)
2弦(ボウストリング)
弦のセンターサービングの端は、フルドローのとき、競技者の視野内に入ってはならない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という規則があります。
私もしっかりと確認していなかったのですが、この【競技者の視野内に入る。】とはどのような状態を示しているのでしょうか?
お客様よりこんな質問をいただきました。
【センターサービングの位置はフェイスおよびストリングウォーキングを行えば変わってしまう。どの位置で被らないことが正解なのか?】
私もプロショップを10年やっておりますが、恥ずかしながらこの質問に答えることができませんでした。
ベテラン審判員への確認
(全日本一級審判資格保持者)
わからないまま放置するわけには行かないので、ルールに関しての確認のため下記の質問を行いました。
質問をお願いしたのは、全日本の一級審判でもあり、試合でも審判を行ったことがある方に下記の質問をしてきました。
ーーーーー質問内容ーーーーー
【当該のルールはどのような状態の際にサービングが視野内に入るか否かを想定しているのでしょうか?
フィールド競技などでフェイスおよびストリングウォーキングを行った時にサービングの端の位置は大きく変動するが、その際もこの規則が適応されすべての位置でサービングの端が視界に入ってはいけないのか?】
ーーーーー回答ーーーーー
【当然フルドロー時にどのような状態においてもサービングの端が視界に入ることは許されない。従って競技者は次のような対応をするべきと考える。
1、センターサービング上部を大幅に延長し、フルドロー時に視界内入る部位を全てセンターサービングで覆う
2、センターサービングをノッキングまたはノックロケーター上部の数ミリ程度以下くらい(指の下に入り視界に入らないくらい)に設定し、視界に入らないようにする。
が考えられる。
しかしながら2は弓具検査を執り行う審判員の判断に委ねられるところがある。可能な限りなるべく短く設定したほうが良いと思う。可能な限り短い方が望ましいのでないか。】
ーーーーーーーーーーーーーー
このような回答をいただきました。
この回答をいただいたことで問題と必要な対策が分かりましたので、弊社では下記の対応を開始することにしました。
センターサービングの巻き直しサービス
今回いただいた回答から考えるに、ベアボウを競技として行うのに弊社でも通常販売しているいわゆるリカーブ用の完成弦は現行の競技規則に抵触する可能性があります。
従ってサービングの巻き直しが必要となりますので、そのサービスを開始します。
単純にセンターサービングを巻き直すだけのサービスです。
巻き直しの依頼方法は下記の方法を取らせていただきます。
1、店頭に現物を持ち込んでいただいての対応
店頭に弓と弦を持ち込んでいただき、競技規則に対応可能かを確認しながらサービングの位置を決定していく方法です。
店頭にご来店いただける距離にお住まいの方についてこちらの方法をお勧めいたします。
2、データを計測していただき、データに基づき作成する
こちらはデータのみになりますので正確な作成は難しいです。
計測の方法は下記の手順でお願いいたいます。
まず弓に弦をはり、Tゲージをセットしてサービングの中心(起点)となる部位を取ります。
その起点からセンターサービングの上端①と下端②の距離を計測してデータとして教えてください。
計測についての注意
①Tゲージの設置について
レストピンの上にしっかりとTゲージが乗っている状態で計測してください。
ゲージが設置が不安定だと当然データにも差異が現れます。
ノッキングポイント上端にサービングの上端を合わせる場合、
上記写真にあるように、ノッキングポイントから数ミリ(なるべく短く)のデータ数値を計測してください。
それらのデータによってサービングを巻き直すサービスです。
サービングは基本的に
のどちらかで行います。
興味のある方、是非ともご依頼を頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。