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【各種ハイトと呼ばれる距離の話】

2 Comments


どうも米田です。
まじめなことを書きます。きっと。

お題をくれればアーチェリーのことをしっかり書きますとTwitterでつぶやいたところ、お題がありましたので回答します。

質問
【他のメーカーさんのブログでハイトについての記載を見たのですが、結局ハイトはどうやってきめるのですか?】
とご質問をいただきましたので、回答を

まずハイトと呼ばれるものには2種類あります。
1、上下ティラーハイト
2、ストリングハイト

これを順に簡単に説明します。簡単な説明なので細かい説明はたくさん省きます。

1、上下ティラーハイト
 ティラー差などといった別名もありますが、ハンドルとリムの接合部から弦までの距離の上下の数値差を指す単語です。(現代ではそうとらえることがベストですが、その他は省きます。)簡単な図で表すと下記の図の赤い線の部位です。

 上と下で差をつけることによって矢をよりまっすぐ飛ばすため作られる差です。弓は矢を弓の中心から放つわけではないからなどの理由からこの差を作ります。(その他もいっぱい理由あります。)
 私は基本的に0から8㎜の差で合わせることをお勧めしています。数えきれないほどの弓をチューニングさせて頂きましたが、弓に異常がない限りこの数値差で適性なチューニングに近づきます。

2、ストリングハイト
 ブレースハイトやセンターハイトなどとも呼ばれます。グリップの一番深い部分(ピボットポイント)から弦まで、またはプランジャーホールから弦までの距離を指す単語です。図で示すと下記の赤い線の地位です。

 簡単だったので、 グリップの一番深い部分(ピボットポイント) のところにのみ線を引きました。ここまでの距離が各メーカーごとに弓の長さ別で推奨値が示されています。細かい数値は各メーカーの取扱説明書を参考にしてください。
 それも面倒だという方は私の大体でいいんじゃね?という数値を参考にしてください。(一応各メーカーの平均値的な数字です)
 64-7 3/4~8 1/2inch(19.5-21.5㎜)前後
 66-8 ~8 3/4inch(20-22㎜)前後
 68-8 1/2~9inch( 21-23㎜)前後
 70-8 3/4~9 1/2inch(22-23.5㎜)前後
参考値です。基本はメーカーの説明書に従ってください。もしハンドルとリムが違うメーカーの際は使える数値かなと思います。
 私はプランジャー中心で計測するのが好きです。弦にTゲージをセットして計測できるので誤差が出にくいので。

3.結局ハイトってどうやってきめるのか?

 本当はもうね。ノリです。とか言いたいのですが、まじめに答えます。
 基本的には上下ティラーとハイトを同時に合わせていきます。弊社の店頭など距離をうてない場合は、ティラー調整で上下リムの挙動を同調させます。その後、そのリムがうった後の振動が最も収まる位置にストリングハイトを調整します。距離をうてる環境であれば、上下ティラーもストリングハイトも矢の飛び方と矢の集まり(グルーピング)がもっともよい位置を選択してきます。
 実際に弊社でこの二つのハイトのチューニングをするだけで、点数が上がった選手も多くいらっしゃします。しかし、全員が全員上がるわけでもないので、特に魔法のチューンニングというわけでもありません。そう点数が上がった選手はこの最低限やるべきチューニングを行えていなかったということになります。

といった感じでまともなブログを書いてみましたので、帰って寝ることにします。
では、
皆さんが最低限のチューニングの第一歩を進まれること祈って。
おやすみなさい。
いい夢を。

追伸
まあ僕も学生時代は適当にやっていたのですがね(笑)
他大学のコーチに指導を頂いて、勉強させていただき成長しました。
YouBusta Rhymes ft.Q-Tip,Kabte West,Lil Wayne-【Thank You】

2 thoughts on “【各種ハイトと呼ばれる距離の話】”

  1. 質問です
    今更聞くのも恥ずかしいのですが、「リムの振動が最も収まる」はどう確認するのが良いのでしょうか?
    いわゆる「音が静か」でいいのでしょうか?それだとリリース如何で音が変わると思います。
    極力外的要因を外しながら、確認する方法をご教示下さい

    1. 福井のfivicsユーザー様
      同様のご質問を何件か頂いておりますので、また時間のある時にまじめな内容を記載いたします。
      少々お待ちください。

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